インディアン・サマー(ひらばやしさんのブログ日記から)
なんでそういうのかはわからないのですが、ここではいまの時期をインディアン・サマーと呼びます。 ぼくがこの、昼暑くて、夜寒い戦場に来て、もう半年になります。停戦というのではない、「戦争休み」ができてからも、もう2回めです。4ヶ月に一度、7日間だけ戦争をしない期間が設けられているのです。 聞くところでは、一気に戦争して、その後すっかり止めて、だと、経済が安定しないからだといいます。定期的にしっかり休んで、また明けてからしっかり戦争して、コンスタントに続けていくという狙いのようです。 前に書きましたが、ニーチェの本を送ってくれと日本の親に頼んだ話。ジル・ドゥルーズという人の書いた『ニーチェ』という本が今朝届きました。ニーチェはタイトルじゃなく、著者なのになぁ。 当時大学生だったイトコのお兄ちゃんが(ぼくは小学生でした)里帰りしたときに読んでいたのが、ニーチェの本でした。 「これは人生観が変わるぞ」 「死ぬ前に一度は読んだほうがいい」 などと熱く語っていました。死ぬなんていったらまた怒られちゃうかな。 本当はアマゾンとかで買えばいいんだろうけど、戦場では自由にいきません。このブログだって検閲されていますしね。 あれはニーチェのなんていう本だったのかなぁ。思い出せません。まったく思い出せないんです。 休みといっても行くところもないので、ブッシュに寝転がっています。上空では雪なのに、下に降るまで雨になったりします。 そんなのわかるわけないって思うでしょう。 ところが見えたんです。ずっと上ばかりを見上げていたら
|