短歌ヴァーサス 風媒社
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★短歌ヴァーサスは、11号で休刊になりました★
2004.8.2〜2006.6.30の期間(一時期、休載期間あり)、執筆されたバックナンバーをご紹介します

 
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Sin

 
をかしきこと

 先週の日曜日、僕が所属するおかじょうき川柳社の大会が開催された。僕は所用で参加出来なかったのだが、その夜の打ち上げにはなんとか間に合わせ、特別選者の石部明さんと小一時間ぐらいほどではあったが、お話させていただいた。

 おかじょうき川柳社では毎年「杉野十佐一賞」という誌上大会を行っていて、5人+当柳社代表の6人で選考している。これまでは、大野風太郎さん、斎藤大雄さん、故・橘高薫風さん、森中恵美子さん、尾藤三柳さん、この5人に選をお願いしていた。この5人に選考をお願いすれば、「間違い」は無いだろうと思う。大雄さん、恵美子さんは相変わらずの人気ぶりで、三柳さんの選評は、いつもストレートに問題提起を投げかけてくれる。
 だが、今回の第10回目からこの5人の選者の方々には依頼せず、新しく5人の選者を選び直した。もちろん、代表を入れた会議の中で提案しての話である。

 「間違ってみよう」 そう思った。

 「それにしても、よくこの5人の選者を一度に変えましたね。普通だったら、一人か二人を新しく加入して徐々に変えていくでしょう。」と逆に石部さんはこちらのことを気遣ってくれた。

 結果、大賞には仙台市の田口文世さんが輝いた。その作品は、

  人間になりたい鳥は前列へ

 近々、おかじょうき川柳社のウェブサイト(http://www.okajoki.com)に結果を発表する予定である。

 「間違い」も、「正しい」の一部なんだろうと思う。
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