短歌ヴァーサス 風媒社
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2004.8.2〜2006.6.30の期間(一時期、休載期間あり)、執筆されたバックナンバーをご紹介します

 
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Sin

 
すたたん

 先日、第23回川柳Z賞の速報が入ってきた。
 「川柳Z賞」とは、川柳界の芥川賞と呼ばれ、歴代の受賞者にはそうそうたるメンバーがズラッと並んでいる。第23回の受賞者は、青森市在住の吉田州花さんに決定した。州花さんとは、普段から句会などで顔を合わせており、身近な作家の受賞は本当に嬉しく思う。
 ただ、である。
 州花さんと言えば、女流作家としてもう既に全国的な作家であるし、前回の受賞者、広瀬ちえみさんなども、「川柳界の芥川賞」という位置付け、目的からは少し離れた受賞者であると思う。それは、まるで日本レコード大賞新人賞に美空ひばりが選ばれたようなものだ。
 だから、Z賞はZ賞として、別に新人賞部門を設ける必要性があると思う。お笑いスター誕生で10週連続勝ち抜きを決めた、石橋貴明のアントニオ猪木のモノマネの勢いは、あの当時、あの年齢でなければ出せないものだ。
 そこ、である。
 私は二つの企画を提案したい。
 まずは、漫才の「M-1グランプリ」のような、年齢を問わず、柳歴10年までの作家(始めた時期は自己申告)だけが応募できる賞。
 二つ目は、「川柳甲子園」。高校生限定の川柳バトルである。
 僕が死ぬまでには、ぜひこの二つの企画が実現されればと思っている。そして、たくさんの若い女性作・・・コホン、若手作家が増えてくれれば、川柳界ももうちょっと活気がでてくるだろう。
 僕のような天才およびスターおよびアイドルが、これからたくさん現れることを祈って・・・・。

 吉田州花さん、Z賞おめでとうございました。
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