短歌ヴァーサス 風媒社
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★短歌ヴァーサスは、11号で休刊になりました★
2004.8.2〜2006.6.30の期間(一時期、休載期間あり)、執筆されたバックナンバーをご紹介します

 
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Sin

 
すぱいらる

 私はメールが苦手である。
 パイナップルの汁がかかった弁当のご飯ぐらい苦手だ。
 でも勘違いしないでほしい。「メールが苦手」といっても、「いや〜、受信は出来るんだけど、送信がねぇ・・っていうか、その前に文字入力出来ないけどね!わっはっは!」という庶務課係長・須藤良雄(仮名・54才)を想像しないでくれ。私が苦手なのはメール自体ではなく、「メールのやりとり」が苦手なのである。
 なので、以下に私の普段のメールの流れを書いてみた。どこに問題があるのか、皆さんも一緒に考えてほしい。

1.自分で出したメールに返事が来ないとちょっとムカツク
2.だから、相手が送って来たメールには、なんらかしらの返事を出すようにしようと心がける
3.相手も同じタイプだと返信が必ず返ってくる
4.もうそろそろ終わりたいのだが、悪者になりたくないので返信する。
5.相手も疲れてきたらしく、「おやすみ」と書いて来たので、ここはチャンスとばかり「おやすみ?」とまた疑問文でたたみかけてKOを狙う。

 手紙のやりとりでもそうだ。
 川柳を始める前は、「おめでとうございます。見事、2,000人の中からあなたが当選いたしました。商品受け渡し場所は7月12日午後1時新宿南口です。」という大ハシャギするような郵便物しか来なかったのだが、おかじょうき川柳社の事務局をするようになってから、季節の挨拶とか「投句料振り込んだのに、受け取りましたっていう連絡がこなかったんですけど」というお叱り便りも来るようになった。
 急いで、「受け取りました」という連絡をするのだが、こちらとしては、「投句料を受け取りました」という返事をちゃんと受け取ったかどうか、またこちらに連絡してくれないと、ちゃんと届いているか不安でたまらない。
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