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■内容説明
独自な視点からする歴史学批評、知識人論、「近代日本」をめぐる書評・回顧エッセイなどを1冊に集成。同時代の東欧を眺め続けた著者の原点にして今一つの本懐をここに呈示する。若き日の初期社会主義史研究も収録。
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■目次
廣松哲学を再読しつつ ─前書きに替えて
T 歴史学論
歴史学の終焉(要項)
歴史学の終焉 ─制度的歴史学の崩壊によせて─
網野善彦的トポフィリア
石母田正を読み直す
竹村史学私註 ─『大正文化』の位置─
U 知識人論
福本和夫の思想的出発 ─一八九四〜一九一七─
福本和夫ルネサンスへの序曲 ─研究史の鳥瞰─
日本近代知識史上に屹立する孤姿
灰色と紫色の自画像 ─和田洋一試論・序章─
V 初期社会主義論
議会政策・敗戦主義・ロシア革命 ─第一次平民社研究序説─
安藤兎毛喜とその思想 ─ある無名の平民社同人─
売文史の一コマ ─『馬匹改良論』の紹介─
W 回想と書評
書評 鷲田小彌太『昭和思想史六〇年』─「現代日本」思想史の試み─
書評 石堂清倫『異端の視点』─「亀裂」克服の確かな方法が─
『奴隷の死 大池文雄著作集 一九五四〜六一』解説
書評 石堂清倫『二〇世紀の意味』─あるべき選択肢を追求─
冷戦時総動員体制としての戦後日本
新刊紹介『福本和夫の思想』
日本版「ポストモダン」を再考する
─仲正昌樹『集中講義! 日本の現代思想─ポストモダンとは何だったのか』─
気ままな学問道楽人生がハンガリーと遭遇するまで
ミリアム・シルヴァーバーグの思い出
過去への小さな旅
書評 小林孝吉『島田雅彦 ―〈恋物語〉の誕生』
新刊紹介 『学問の森へ』
自著を語る 『伽藍が赤かったとき』
同時代を思索するために ─近代と現代─
小さな星の時間
異端の歴史学者はどこから来たのか?
─『竹村民郎著作集』(全五巻)の完結によせて─
戦後史を召喚する
「カルスタ」への「オッカムの剃刀」
『ただ限りなく発見者 大池文雄著作集』あとがきに代えて
X 余滴
薬師丸ひろ子試論
町名から街名へ─社会空間の再構築
階級化論をめぐるミクロ社会学的アプローチ
世界お風呂こぼれ話
編集者の日録
ソウルシンガーとしての本田美奈子
出典一覧 |
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