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■目次
あきの田のかりほのいほのとまをあらみわがころもてはつゆにぬれつゝ―天智天皇
春すきて夏来にけらし白たへのころもほすてふあまの香く山―持統天皇
あしひきの山鳥の尾のしたりをのなかゝゝしよをひとりかもねむ―柿本人麿:田子の浦にうちいてゝ見れは白たへの富士のたかねにゆきはふりつゝ―山部赤人
おく山にもみちふみわけなくしかのこゑきくときそあきはかなしき―猿丸大夫
かささきのわたせる橋におくしもの白きをみれはよそふけにける―中納言家持
天のはらふりさけみれは春日なるみかさの山にいてし月かも―阿倍仲麿
わか庵は宮古のたつみしかそすむよをうち山と人はいふなり―喜撰法師
花のいろはうつりにけりないたつらにわか身よにふるなかめせしまに―小野小町
これやこの行くもかへるもわかれてはしるもしらぬも逢坂のせき―蝉丸〔ほか〕 |
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