風媒社トップページ > 図書目録 >
 

 
キーワード検索

半角スペースで区切った
全ての語を含む
いずれかの語を含む
 
ジャンル検索
社会・ノンフィクション
環境・暮らし
女性からの発言
名古屋・東海を読む
教育・子育て
福祉・障害
歴史・民俗
哲学・思想・宗教
政治・経済
文学・文芸
芸術・写真・映画
エッセイ・評論
健康・食・趣味・ビジネス
アウトドアガイド
暮らしのガイド
小説
コミック
ブックレット
中国21
短歌ヴァーサス
アリーナ
遊民
追伸
東海学シンポジウム
品切れ・絶版図書
 
 
グルントヴィ哲学・教育・学芸論集 3 ホイスコーレ(下)

著者: N・F・S・グルントヴィ 訳者: 小池直人

本体価格: \2,200(税別)
サイズ: 四六判並製 380頁
ISBN: 4-8331-4114-7
発行年月: 2015年12月刊

数量


 

■内容説明

デンマークの「国父」ともいわれる思想家・グルントヴィの教育思想の主著を初訳出。「民衆の学校」=「フォルケホイスコーレ」を提案し、教育による社会改革を目指したグルントヴィの理念を紹介。
 

■目次

凡例

六 デンマーク語ホイスコーレ 
(一)デンマークらしさと母語のための請願

(二)国立デンマーク語ホイスコーレの概念 
[母語の錬成の場としてのホイスコーレ]/[未成年男子の学問とその悲惨な帰結の克服]
[デンマークの体制と学校運営]/[フォルケリ・ホイスコーレの課題と目標]
[民属・民衆を理解するとは]/[教育方法について]/[様々な困難にたいして]
[ホイスコーレ事業の広がりと意義]/[古北欧の闘士にように勇気をもって]

(三)ソーアの朝の夢 

七 ソーア・ホイスコーレ設立のために ─クリスチャン八世への書簡
[お願いに先立って]/[どんな教員が必要か]/[ホイスコーレ管理運営上の留意点]
[ご決断のお願い]
八 デンマークへの祝賀
はじめに
[デンマーク語ホイスコーレをめぐる状況と基本前提]/[天空の城からの脱出]

(一)デンマーク人の愚かしさ
[対外従属を問い直す]/[他の大民属は何というだろうか]
[ドイツ的なものへの批判]/[デンマーク人の愚かしさ]
[デンマークの人生観とドイツ的性格]/[後継世代への希望]
[ホイスコーレ実現の見通し]/[デンマークの他者愛好ともてなし]
[普遍人間的なものと民属・民衆的なもの]

(二)デンマーク語ホイスコーレ
[民衆の国をめざして]/[生の源泉としてのデンマーク]/[母語の価値]
[文法や作文、書物の懸念の払拭]/[財産としての諺や故事]
[祖国の歴史を語ること]/[統計から、人間的経験から学ぶこと]
[国家体制について]/[絶対王政の成立事情]/[国王と民衆との和解]
[外来法とデンマーク法]/[行政と自治体の状況について]
[共通の最善のための闘いとデンマークの希望]
九 補禄 (小論説、草稿、異文断片)
(一)ロンドンの大学とソーアのアカデミー 
[ソーアの夢想]/[ロンドンの大学とソーアの始動]

(二)ロンドンの大学とソーアのアカデミーについて
[ソーアとロンドン]/[学問的訓練の仕合せ]/[自由な大学]
[神学をめぐって]

(三)一八三一年のホイスコーレ構想断片

(1)A・アシュルン『世界のはじまり』(コペンハーゲン、一八三〇年)にかかわって
[学問における民衆と学者のアンバランス]/[学者と非学者のあいだで]

(2)『デンマークとホルシュテーン問題にたいする政治的考察』(コペンハーゲン、一八三
   一年)にかかわって
[民属・民衆的学問と市民教育のためのホイスコーレ]

(四)市民の陶冶形成
[問題の所在]/[市民的高等教育の必要]/[なされるべき市民的陶冶形成とその施設]
[民衆的陶冶形成と学術探求]/[学術型と市民型の陶冶形成を架橋するデンマーク] 

(五)デンマーク語学校
(六)デンマーク語啓蒙とソーアのデンマーク語ホイスコーレ 
[土着的なものにくみする声への覚醒]/[小著『デンマークへの祝賀』にかかわって]
[対自的に語り、書くこと]/[デンマーク語ホイスコーレ獲得の意義]
[財産としてのデンマーク語]
(七)王国議会の審議から 
(1)一八四八年の王国議会でのグルントヴィの質問 
[ソーアのホイスコーレとは]/[民属・民衆のための施設]/[マズヴィ文化大臣の答弁]
[北欧精神とデンマークの心をもって]/[民衆の願望としてのフォルケリ・ホイスコーレ]
(2)一八五一年の王国議会フォルケティンでのグルントヴィの質問
[農民ホイスコーレを財政支出の対象に]
(八)デンマーク語ホイスコーレ、ラテン語派大臣、プレステーの議会議員 
[一八四八年の憲法制定議会で]/[議会質問での得失]
[アムトスコーレか、ホイスコーレか]/[北欧精神の再生]/[生の希望とともに] 
(九)「グルントヴィ・ホイスコーレと『デンマーク協会』
        ─ペーター・ラーセン・スクレッペンボーへの返信
[はじめに]/[「自らの理性を用いること」をめぐって]
[デンマーク語フォルケリ・ ホイスコーレのめざすもの]
[未成年男子学校の改革について]/[結び──「デンマーク協会」について]
(一〇)陽光は漆黒の土を照らす
         ─マリエリュスト・ホイスコーレの開校によせて
(一一)グルントヴィのデンマーク語ホイスコーレの案内
[マリエリュスト・ホイスコーレの新たな活動への期待]
[フォルケリ・ホイスコーレの基本原則]/[小山から見える喜びと自己発見]
(一二)異文断片集
(1)「ソーアのデンマーク語ホイスコーレの概念」異文 
[ホイスコーレをはじめることの重要性]
(2)「ソーア・ホイスコーレ設立のために」異文
[公共的対話教育の試み]
(3)「デンマークへの祝賀」異文
[自由と秩序]/[母語と民衆歌謡]
(4)「市民の陶冶形成」異文
[新時代と最新の学校]

*参考資料
 ソーア・アカデミーの将来組織について(一八四七年三月二七日の国王の政令)

原テクスト一覧および訳注 
グルントヴィのホイスコーレ構想が拓いたもの──訳者解説 
はじめに/一 知の改革としての「生の啓蒙」/二 知・政治的資源の再配置と主体形成
三「共通の最善」とその具体化/四「社会(サムフンズ)」の形成/おわりに─グルントヴィと私たち

訳者あとがき、謝辞(Tak)
索引
 
© 2003 Fubaisha, Inc. All rights reserved.