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■内容説明
医療の届かないところに医療を届ける――。2004年の設立以来、無償無給の国際医療ボランティアを続ける「ジャパンハート」の挑戦を綴る。途上国医療に人生をかけた青年小児外科医と若きスタッフたちの苦悩と奇蹟の記録。
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■目次
口絵
プロローグ
第1章 ● 決断のとき
ぜんそくもちだった少年時代 / 反面教師
人生は三世代の成果 / アフリカの飢えた子どもに衝撃
ひらめいた「医学部」 / どん底での「取り引き」
自分のためだけに悩まない / 海外で働く医者になる
病院をかけもつ激務 /“飛べない鳥”になる
今日と同じ明日を生きるな
第2章 ● 船出のとき
聴診器一本で出発 /「償い」から「感謝」へ
悲しき装甲車――五十年前と同じ「格差」
ミャンマーで「一番貧しい日本人」
情けは人のためならず / 電気も水道もない診療所
やけどの患者の苦悩 / あふれかえる診療所
「一期一会」の診療 / 欧米型援助への違和感
「和」と「心」の医療支援 / 自らの人生の質をあげる
変わり始めた現地スタッフ /「ジャパンハート」の船出
第3章 ● 成長のとき
メッティーラからワッチェへ / 現地のレベルに合わせる
劣悪な手術環境のなかで / 大きな金は無駄を生む
看護師たちの節約術 /「侍」のようなミャンマー人
続々と集まる若者たち / 体験ほど尊いものはない
時間の概念を取り払う / 戦場のような病院
日本女性の可能性 / 日本に経験を還元する
「非効率」でいい / 医療界の「ジブリ」に
不穏な空気
第4章 ● 進化のとき
サイクロンの爪跡 / 見落とされている場所へ支援を
孤児たちの支援 / 疲弊するスタッフたち
「量」から「質」への転換
「ピラミッド」と「ひし形」――変形する組織
すべてを吐き出せ / 無償、無給の先
真の国際協力とは / どうして医者になったのか
断崖から見える景色 / 勇気を持って、一歩前へ
あとがき そして謝辞
〈現地ルポ〉“イバラの道”で輝く医療 関口威人
ジャパンハートの基本理念「医療の届かないところに医療を届ける」 |
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