短歌ヴァーサス 風媒社
カレンダー 執筆者 リンク 各号の紹介 歌集案内

★短歌ヴァーサスは、11号で休刊になりました★
2004.8.2〜2006.6.30の期間(一時期、休載期間あり)、執筆されたバックナンバーをご紹介します

 
← 2006.4.26
2006.4.27
 
2006.4.28 →


伊勢谷小枝子

 
宣伝

 詩の格闘技の札幌予選会に申し込みました。派手なパフォーマンスをする予定はありません。できません。ただ、短歌を、読みます。ただし、手に、私の作品が載っている本を、自然に不自然に、持って読みます。明らかに宣伝です。あと、携帯に打ち込んだのとかを、読み上げます。だるだるです。だって、予選会を勝ち抜いたら、北海道大会(本大会)が、上湧別町です。かみゆうべつちょう、と読みます。遠いです。右のほう、オホーツク海のほうです。線路ないです。何年も前に、廃線になりました。運転、いやです。峠があります。飛行機で、「オホーツク紋別空港」まで飛びますか。あ、「札幌・丘珠空港発着 ※平成17年11月16日より運休中」とな。一応、検索。あ、「ご指定の路線は運航しておりません。または、全便満席です」とな。または、って、どっちなのだろうか。
 そういうわけで、予選を勝ち抜きません。わ、4ヶ所で予選して、32人が本大会出場ですか。単純計算で8人も勝ち抜きます。勝ち抜いたらどうしよう。遠いし行ったら帰って来られなさそう(交通手段の話)だから、やだね。負け惜しみではなくて(惜しむの早すぎ)。それよりも、本が売れて困るほど宣伝になるとよい。でも、書店潜入調査によると、あまり在庫がなさそう。しかも今週末、ひょろひょろのお笑い2人組のトーク&握手会があるので、彼らにむりやりプレゼントをするために、2人組がケンカしないように同じ本を2冊ずつ、あちこちの書店で買い占めてしまった。だから「かでる27」から出てきた人々が書店に向かっても、ないですよ、ごめんなさい。「かでる27」とは、予選会の会場です。「かでる」とは、「仲間に入れる」という意味の北海道弁です。5月3日オープンの観覧車つき滞留型複合施設「nORBESA(ノルベサ)」とか、北海道の施設名については、いつか語りたい感じです。え、ノルベサって、「乗るべさ」じゃないのですか。驚愕の新事実。「フランス語で「北」を意味するNordに……」「北海道の方言である「〜べさ」を組み合わせたものです」 ……そうですか。
 上湧別町は、「みどり豊かで心やすらぐチューリップの里」です。いいところ。
← 2006.4.26
2006.4.27
 
2006.4.28 →